１日に必要なカロリー計算 身長から標準体重・基礎代謝量と身体活動レベル

2014年3月3日2018年1月16日ダイエット用語と計算式

基礎代謝とは　基礎代謝量計算式 と ダイエット１日に必要なカロリー量の計算 で基礎代謝量と１日に必要なカロリーを計算したが、結構アバウトな計算だったしもう少し正確にということで、身長・BMI値・標準体重・基礎代謝量・身体活動レベルから１日に必要なカロリー量（エネルギー量）を計算してみた。

身長とBMI値から標準体重を計算

まずは身長とBMI値を標準体重を計算していく。
BMI値は標準値（基準値）といわれている、女性21 男性22 で計算している。

あなたの標準体重は？

男性 身長165cmの私は標準体重 59.9 kgと出た。

標準体重から１日の基礎代謝量を計算

上で出した標準体重から１日の基礎代謝量を割り出す。

基礎代謝とは人間が生きてゆく上で必要な体内活動、心臓を動かしたり、脳を動かしたり、内臓を動かしたり、摂取した食物を消化したり、栄養を吸収したりする活動のこと。

基礎代謝量は、早朝の空腹時で、室温などの条件が快適な場所で、運動などしないでじっと動かないでいる時の代謝量と定義されているようだ。

基礎代謝基準値（kcal）とは１日の体重１kgあたりの基礎代謝量のことで、データは厚生労働省で発表されている。標準体重を年齢層別の平均体重（厚生労働省で発表されている）に置き換えれば、年齢層での平均的な基礎代謝量が算出できる。

上の表を気づくと思うが、１２～１４歳の基礎代謝基準値がダントツで高い。少し考えればわかるが、子供のからだから大人のからだへ成長真っ只中、体の中で成長の為にエネルギーが盛んに消費されているのだ。

言い換えれば、この時期に肥満になるのは何らかの病気、障害があるのかもしれない。また、この時期に無理なダイエットなどしたらどうなるか容易に想像できるであろう。バランスの良い食事、栄養補給が必要な年頃である。

１日の基礎代謝量計算

基礎代謝量と身体活動レベルから１日に必要なカロリーを計算

最後に上で算出した基礎代謝量に身体活動レベルをかける。

身体活動レベルとはなんぞやというと１日の総消費カロリーを１日の基礎代謝量で割ったもので、生活の中で動くことが多いほど高くなる指数のこと。逆に言えば、基礎代謝量の何倍エネルギーを消費してるかを表す指標です。

身体活動レベルは概ね３段階のレベルに分けられる（４段階に分ける場合もあり）また身体活動レベルの指数は男女共通であるが、年齢層によって違う。

身体活動レベル1 生活においてほとんどが寝ているか、座っているかで、動くことが少ない。入院中などこのレベル１にあたるかもしれない。

身体活動レベル2 仕事はデスクワーク中心だけど接客や職場での移動がある、買物・家事・軽いスポーツをすることが生活の中である。

身体活動レベル3 立ち仕事で動く機会が多い、肉体労働などや激しいスポーツを行うことが生活の中である。

これも興味深いですよね。疲れを知らない子供のように～て感じですか。体重や筋肉量などの要因が影響するのかもしれませんね。

身体活動レベルを選んで、１日の基礎代謝量計算で求めた基礎代謝量を入力してください。

１日に必要なカロリー計算 簡易版

60歳男性 身長165cm 基礎代謝量1288kcal 身体活動レベル2 の私の場合

１日に必要なカロリー ＝　2254 kcal

以上が身長・BMI値・標準体重・基礎代謝量・身体活動レベルから１日に必要なカロリー量（エネルギー量）を計算した結果です。

標準体重計算 BMI値計算 モデル体重はキツイにおいて『健康的にダイエットを考えた場合、標準体重を目標にするのがいい』としましたが、ダイエットにおいてこの標準体重から割り出した１日に必要なカロリーを目安にカロリーコントロールするのがいいのではないかと思います。

今いったいどれくらいのカロリー量を１日で摂取しているのか一度把握した上で、標準体重から割り出した１日に必要なカロリーを目安にカロリーコントロールすればいいのではないかということです。

ちなみに、仮に現在肥満である場合に今の体重で１日に必要なカロリーを計算しても意味がない、肥満を維持することになるということは容易に理解できますね？

とはいえ、今までの１日の摂取カロリーを考えた時、いきなり標準体重の１日に必要なカロリーにするのはきついかもしれませんし、ダイエットに挫折、続かない原因にもなりかねないので、100kcalでも200kcalでもいいから少しづつ近づけて行けばいいかもしれませんね。

また上の計算の過程で出てきた身体活動レベルを見ればわかる様に、やはりダイエットには運動は不可欠。だからといって何も「運動するぞ！」と意気込まなくても、ちょっと体を動かすことを意識することから始めれば随分違うのではないでしょうか。