人はなぜ太るのか?肥満の原因
人はなぜ太るのか?肥満になるのか?
答えを簡単に言えば、食事などで体に取り入れたカロリーが、仕事や家事、人が生きていく上で行う体内活動で使うカロリーを上回った場合、消費されずに余った分のカロリーが脂肪に変わって体に溜まることで太る(肥満になる)のです。摂取カロリー、消費カロリーをコントロールすることをダイエットといいます。
摂取カロリーと消費カロリーをコントロールするのがダイエット
じゃあダイエットするには、摂取カロリーを消費カロリー以下にすればよいのか?となるでしょうが基本的にその通り脂肪はそれ以上は増えないということになりますね。
ただし、摂取カロリーが消費カロリーを上回る原因、また消費カロリーが増えない原因は人それぞれ違うのです。その原因を知ることがダイエットの第一歩となります。
友人のBB君はあのダイエット法を実践して確実に痩せたそうだよ、BMさんも試してみたら?
試した結果、BMさんは全く痩せなかった。BB君の肥満の原因に合ったダイエット法だったからBB君は痩せたのに対して、BMさんの肥満の原因に合わないダイエット法だったのでBMさんは痩せなかったのです。
するべきではないダイエット法
ひとつだけ肥満の原因を解消する為に絶対してはならないダイエット法があります。
食べないこと・摂取カロリーをなくすこと・絶食ダイエット
心臓を動かしたり、呼吸したり、栄養分を消化吸収したり、脳を動かしたりなど人が生きていく上で必要な活動には最低限のエネルギー(カロリー)や栄養素が必要です。
摂取カロリー・エネルギーをゼロにするということは生きていく上で不可欠な活動に対するエネルギーをも摂取しないということになります。健康に支障をきたすどころか、生命を維持できません。絶食、摂取カロリーを極端に少なくすることは絶対にさけなければいけません。
大きくわけて肥満の原因は5つくらい
食習慣に起因する摂取カロリーの増加
肉類、甘い物、アルコール類などの暴飲暴食、早食い、不規則な食事、食事時間帯(20時以降)など、カロリーの取りすぎ
食生活の変化
若い人を中心に、インスタント食品、冷凍食品などに食事を依存する傾向が強まり、栄養が偏る。またファーストフードなどの食文化の欧米化により、肉中心の食事になった結果、過剰の脂肪分・糖分の摂取によるカロリー過多。
加齢や運動不足による消費カロリー量の低下
よく言われている運動不足、また加齢により心肺機能などの生命維持活動が衰え基礎代謝量が低下し、消費カロリーが減る
慢性の便秘
脂肪分・糖分を含む粕が長時間大腸に留まる為に体の内に脂肪分・糖分が再び吸収され脂肪が蓄積される。また宿便だけで5kgほど溜まっている場合があります。体に有害な毒素が再吸収されることもあります。
ホルモンバランスや自律神経の乱れ
ストレスを受けると自律神経や消化吸器系にも影響。産後や更年期などにもホルモンバランスが崩れたり自律神経が乱れたりし太り易い体質へ。この様な場合はダイエットを始めるより専門家や医師の診断を受けるのが先だと思います。
これらが肥満の主な原因であり、人によれば原因が複合することがあります。自身の生活を思い浮かべて、当てはまることがないか確認しましょう。